ぼく個人としてはけもフレ2は普通に見てて面白いアニメだ。
特に文句をつけようとは思わない。

だが、ひっかかる点としていろいろあげていこうと思う


■物語がきちんと進行しているのか直感的に感じられない。
周知の通り、キュルルの家を探すことだが、その進捗度合いは不透明であると思う。
僕としてはそれで一向に構いはしないが。
1期でも特定の場所に向かっているので比較になるが、

1期
正体を調べるために図書館に行く。場所はボスが把握している。
正体がわかった後は、ヒトを探す。なぜかチケットを貰ったので、会場に行ったら
有力情報を貰ったので港にいく。場所はボスが把握している。

2期
キュルルをおうちに連れて行く。場所は誰にもわからない。
唯一の手がかりはスケッチブックだけ。

カラカルがしびれを切らしてあと何ページあるのよ!とか言ってくれれば
残りページ数から進捗もわかるのだが…。

やっぱり場所に到達した時点で、手がかりを得る展開は続けてほしかったかも。
それなら、進んでいるという実感があると思う。
トラムを見つけたときは、「これに乗ってきたんだ。」と記憶を取り戻していた
それ以降は何か思い出したかもと2話でちょろっと言ったっきりで
観光地めぐりみたいになっているのが実情。まあ、それで十分なのだが。

5話、6話からはどうしても1期の6話、7話を連想させるような
意匠がいろんなところに見られる。
対立する2つのグループ、統治するボスは武力闘争を恐れ主人公に助けを求め、
主人公は安全な代替案を提示する。博士と助手の登場。アイテムを託される。
エンディングムービーが変わったのもさも折り返し来たよといわんばかりだ。
だが、本筋ストーリーとしてはスケッチブックを何ページか破り捨てたが、
依然として舞台以外何も進展していない。キュルルのおうちについての
その生い立ちについても明かされていない。

プリンプリン物語は子供の頃に見たことがある。
あれも進捗らしい進捗はなく、しらみつぶしにいろんな世界に行き、自分の祖国かどうかを探っていく。
最終的に母親から手紙が来て、希望という名の船に乗れと言われて、
私の戦いはこれからよ!エンドだったわけだけど。
それでも楽しく見てた覚えがある。世界観が面白かったから?
祖国に関する当初唯一の手がかりは猿だけ。ワット博士にオサラムームーサルか
タンガラトントンサルのどちらかといわれ、
オサラムームーに向かうところから始まったんだっけ?
でもオサラムームーにサルはいないし、タンガラトントンは機械の世界になっている。
当然サルはいない。

オシモサクと同じようにかばんがここに住まない?とか言って、それに対して
キュルルが「同情なんていわない」って返したら、本人の意志を見せ付けられて良かったかもだが…
ただのパクりだ。うん。


■キュルルのアイデンティティのあいまいさ
キュルルがキュルルたるパーソナルアイテムはスケッチブックだ。
その絵を元に追いかけてはいるのだが、
1話~3話まではキービジュアルに加筆した絵を出会ったフレンズに渡していたが、
4話ではばらばらにちぎって4マナに変換。そのピースをアリツさんに押し付ける離れ業
5話以降はページを渡してすらいない。代わりにとんとん相撲とコマを作った。
ここは無理に統一する必要はないだろうが、絵を描くというのはアイデンティティなので
そこを見失ったらいけないと思う。6話はまだしも4話では破ってマナを出すんじゃなくて、
みんなでお絵かきとか福笑いとかにすればアイデンティティ保てた気も。
絵を描くことはどうか続けてほしい。あぁ、早くターパンと一緒に描こうぜ!

どうでもいいことだけどキュルルっておなかの音が6話だと別の音になっている。
名前にされるほどのアイデンティティなのに変えちゃだめだろ…。
あの音はなんだったんだろう一体。
ぼくのおなかの音だって自分で言ってるしなあ…。


■オープニングが詐欺
OPに出演しているのはどうぶつビスケッツ+PPP+ダブルスフィア+
カラカル+キュルル
ただし、サーバル、カラカル、キュルル、ダブルスフィア以外は6話時点で本編に出すらしない。
ストーリーの半分にまったく関与しないその他大勢をさも主役のように
オープニングに出演させたのは良くない。
普通にサーバル、カラカル、キュルルの個別カットインでペンギン総リストラでよかった。
ただ、ここにはビスケッツ+PPPに当てられた8人の声優が顔とされているため、
声優付託がうんたらというやつなのだろう。愚かなことだ。


■「ビースト」の設定に無理がある。
そのおしゃれポイントにしている鎖の拘束具について、
かばんはあれは人間がビーストを制御するために取り付けたといったが、
制御か鎮圧かの違いはともかくその通りだろう。

だが、人間がつけたには無理がある。
なぜなら人間がいなくなってからかなりの時間が経過した世界だからだ。
少なくともサーバルが少なくとも3代目になるぐらいなのだから、
動物の目線からしては途方もない時間が経過している。
ユガミ検事がそれまで何事もなく生きていたとは到底考えられない。
考えられる理由は3つであり、

・不死性の呪いがかかっている。
・実は異変後の緊急避難からそんなに時間がたっていない。
・実は人間ではなく別のフレンズがとりつけたもの

とはいえ別のフレンズがつけたとかだと噴飯物だが、そんなことはないだろう。
そんなややこしい話と変な設定を追加するぐらいなら、
ヒトに敵意をもったフレンズか、セルリアンに自我という輝きを奪われた
フレンズという既存設定にしたがって出したほうが違和感はなかったのではないか。
ヒトと動物との付き合い方というのがテーマとしてあるような気がするが
ヒトに捨てられた記憶を持つフレンズがヒトに対して敵意をもってるとかさ。
というかそもそもけもフレにこんな重度なシリアスいるか?
シリアルたべたい。


■追跡者の存在が希薄
アライさんとフェネックと比べて、あまり追跡も調査している感はなく
影がものすごく薄い。当初は2話の様子からしばらく追跡してくるかと思いきや、
3話で真の主人に状況報告、4話で突然追いついてキュルルと対峙するものの
カラカルに一撃で倒されて、そのまま出番なしではあんまりだ。
5話で真の主人に進捗報告してもよかったんじゃないか。
任務失敗報告は情けないかもしれないけどさ。
1期では途中は追い上げのためにお話途中に割り込んででてきたりしてたし、
5話のラストに挿入できないという言い訳は通用しない。
真の主人はキュルルと関係があるのなら、そのつながりである追跡者も
出番は多くてしかるべき。
誰もスターズゥ… ヴォォォォォ…! とか言って走って来いとは言わないまでも
もっとしっかり追いかけて


今のところ、キュルルのおうち探し、追跡者、「ビースト」
その3つがあまり密接にかみ合ってないのが原因かもしれない。

まあ、僕にはすべてどうでもいいことだ。
考察要素のないことを不満に思うのであれば他所にいけばいい。
フレンズがでてくる。画面をところ狭しと動いてくれる。それだけで僕には十分だ。
僕の不満は世界が荒廃しているところ。重いシリアスな雰囲気が存在することだ
あとリデザキャラ毎回出てこないで(大変重要)。

今ごてごて言ったところで、次の話によっては手のひらクルフィックスする
可能性は十分ある。まだカードが足りてない状況でああだこうだいうこと自体に
意味はないのかもしれない。

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